漁港の肉子ちゃん
今年はなるべく本を読もうと決めて早一年。
目標は月に最低1冊だったんだけど、読むの遅くてなかなかクリア出来たり出来なかったり…。
それでも読む時はめっちゃ読むから、均せば月に1冊くらいにはなってるかな?
他の場所で既に読書記録的なことはやってたんですが、こっちのブログの方がやり甲斐あるからこっちに引っ越します。
今までの分も移動させようかなぁ。
て言っても大した数無いんだけど。
とにかく読むのが遅いんですよね。
途中で寝落ちちゃったり、行って戻ってを繰り返して、ちっとも進まない。
図書館の貸し出し二週間では情けないことに全然読みきれなくて、本は専ら買ってしまいます。
そんな私ですけど、今回の本は超サクサク読めました。
西加奈子「漁港の肉子ちゃん」
めっちゃ面白かった。
デブちんのお母さん肉子ちゃんと、クールでかわいい娘のキクりんと、それを取り巻く人達のハートフルな話。
最初店頭で表紙絵を見たとき、私はなぜか勝手に、えげつない女のドロドロした愛憎劇みたいなのを想像したのですが(どんなだw)、もう全然でしたwめっちゃハートフル。
キクりんの性格が自分に通じるものがあって、読んでいてすごく入り込めた。
方や大人びてて、方やまだ子供っていうアンバランスさ。いい年して小学生女児と同レベルの私w
あと、鍵屋のマキさんがすごく知り合いのイメージに似てて、思わず当てはめながら読んでしまったw
他の人達も生き生きと眼に浮かぶようで、母子家庭を取り巻くドキュメンタリー番組を見てるような気分。
小学生の女の子たちの人間関係とかもリアルで懐かしい。
そんでもって愛すべき肉子ちゃんね。
ほんとお人好しの良い人。
周りの目なんか気にせず…というか、気付かず?w生きてる姿、自意識過剰なキクりんタイプの身からしたら羨ましい。
おっきな温かさは、なんとなーくだけど、遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」に出てくるミツに似た印象を持ちました。
この愛情深さ、一欠片でも分けて頂きたい…。
最後の感動シーンでは、泣くはずが、「ばあああああああああ」でめっちゃ盛大に笑ってしまったw
ハートフル。読後感ほっこり。
若い人向けだと思います。
んー、てか本の感想書くのって難しい。
もっと読んだ記録だけサックリ書きたいんだけど、ついあれこれ書いちゃうな。
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