椿姫
本日、「椿姫」読了。
買ったの夏頃だけどやっと読み終わったw
途中まではいまいち読み進まなかったんだけど、後半がめっちゃ面白かった。
特にマルグリットに裏切られてアルマンが修羅と化して以降ねw
こんなのに共感するのもどうかと思うけど、340頁の
「ぼくの愛は狂乱のあまり憎しみに転じたのでしょうか、〜」
っていうね、愛ゆえに憎しみに変わるこの感じ!ほんと分かります!←
粘着ストーカー、ハラスメント気質だわなw
時代が時代だから当時はそれが当たり前だったのかもしれないけど、最初の方のアルマンのアプローチの仕方とか正直気持ち悪いねw完全にストーカーw
「泣ける純愛小説」って触れ込みが気に入って買ったけど、私は泣くというより遣る瀬無さだけが残った感じ。
すれ違ったまま永遠にお別れってつらい。
どんなに憎しみ湧いても、別れた相手に嫌がらせは止めときましょうという教訓ですなw
マルグリットの事はいまいち好きになれなかったかな。
別れて以降、どんなに心がつらくても、アルマンと出逢って知った慎ましやかな生活をその後も続けて欲しかった。
そしたらすっげー純な子だなってホロっときたと思うけど、
つらさを忘れたくてまた昔みたいなバカ騒ぎに溺れる辺り、気持ちは分かるけど、美しくないなーって思ってしまった。結局ビッチはビッチか、とw←
そもそもどんな事由があるにせよ、いきなり裏切るようにして姿を消して別れるのはナシだよー。
相手を思ってのこととはいえ、やられる側からしたらただの独りよがりにしか見えない。
納得はしなくても、お互いそれなりに折り合いつけて別れなきゃアカンですよ。
って、小説にマジレスしても仕方ないんだけどw
ちょうどフランス旅行に行く前〜行った後にかけて読んでたんですが、行ってきた後はやっぱり景色が目に浮かんで良かったです。オーシャンゼリゼ〜〜←
装丁が可愛いから、本棚のコレクションに加えるのが嬉しい。
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